カモミール〜生き辛さと共に生きる

カモミール〜生き辛さと共に生きる

生き辛さを感じて生きてきた人生、母を乳がんで亡くし、姉を自死で亡くしました。行き場のない悲しみ、悔しさ、無力さを感じてます。30代半ばになり、このままでいいのかと思い、心理を学ぼうと模索中。カモミールのように心身をリラックスさせられる人になりたい、花言葉の「苦難の中の力」「逆境に負けない」にあるような人になりたい。色んな思いを綴るブログにしようと思います。

自死遺族になって〜会社を休職する

自死遺族になって〜会社を休職する

心身の不調を感じるようになったことは書きましたが、
その続きを書きます。


前回のブログはこちら。

chamomile-pis.hatenablog.com


自分と同じ経験をする方がでてほしくないですが、
同じように辛く思っている方がいたら
自分の経験したことを書いているだけのブログですが、
何かの力になりたいと思って書いてます。


体調が悪くなってきて、メンタルクリニック

以下の症状を感じるようになり、
何ヶ月かは我慢できましたが、
徐々に何も考えられないようになってきて、
これ以上やったらおかしくなりそうと思い、
近くの心療内科へ行きました。

  • 眠れない
  • 起きた時に夢と現実の区別がつかない
  • 頭痛
  • 疲れが取れない
  • 集中ができない
  • 物忘れが多くなる
  • 人の話していることが耳に入ってこない
  • 生きてる感じがしない
  • 心臓が急にドキドキする
  • 涙が出ない(出し方がわからない)


メンタルクリニックに行くことにためらう人いませんか?

これは特に男性に多いのかもしれません。
体の不調がメンタルによるものだと感じる場合、
病院に行くことをためらう人が多いように感じます。


自分はそうでした。
なぜか?
これは自分が感じていることです。


  • 会社に説明するのが怖い (会社から何と言われるのか、どう説明しようか
    同僚・上司にどう思われるか気になってしまう)
  • 変なプライド(強がり)がある


上記のようなことを思っていて、
症状が出始めたときから行こうか迷ってましたが、
行けずにいました。


でも、もう充電切れのような感じがして、
思考能力が低下し、
人の話していることを聞こうとするだけなのに
疲れてしまう、理解しようとするのに理解できなくなりました。
自分の感覚としては、
パソコンやスマホの液晶画面が割れて、
変な色合いになっていて、
同じ画面を映し出しているのにちゃんと見れない、
ひび割れて見えるような感じでした。


この状態になった時には、ためらうとかそういうことを考えることもほとんどできず、
行くしかないという状態でした。


行くにしてもどこに行けばいいのか分からない(今もよく分からない)

行こうと思ってもどこに行けばいいのか分からなかったです。


私の場合は、あれこれ調べる気力もなかったので、
近くにあるメンタルクリニックに手当たり次第電話し、
すぐに診察の予約ができるところに行きました。


どこに行けばいいのかは正直今も分からないです。
担当医との相性とかもあるのかなと思います。
ブログに書いておきながら、アドバイスできず申し訳ありません。


心療内科と精神科って何が違うの?

手当たり次第電話はしましたが、
その前に調べたことが一つありました。


心療内科と精神科って何が違うの?


何科に行ったらいいのか分からず、調べてみました。

厚生労働省のページには以下のように説明しています。

厚労省のページのリンク


  • 精神科について

精神科、神経科、精神神経科
「精神科」、「神経科」、「精神神経科」は同じものです。
どれかが書いてある場合や、併記してある場合は、
うつ病」「統合失調症」「神経症性障害」などのこころの病気を診ている、精神科の医療機関と考えて間違いありません。(厚労省のページより)


心療内科心療内科」は心理的な要因で身体の症状(胃潰瘍、気管支ぜんそくなど)が現れる、
いわゆる「心身症」を主な対象としています。
しかし、「心療内科」と看板に書いてあっても、
実際にはこころの病気を診ている医療機関がたくさんあります。
ただし、こころの病気を全て診るわけではなく、
軽い「うつ病」や「神経症性障害」など一部のこころの病気しか診ないところもあります。(厚労省のページより)


未だにちゃんと理解できてません。

  • こころの病気を診るのが精神科
  • 身体の症状が出ている場合は心療内科

ということでしょうか。。。
でも、うつ病でも身体に症状はでているんじゃないのかと思うとよく分からず。


調べても理解できなかったというのもあって、
手当たり次第電話したというのもあります。


結局行ったところは、
精神科、心療内科メンタルヘルス科があるところでした。


今、ブログを書きながら気付きましたが、
診察してもらった時、結局何科として診てもらったのか分かりません。


とりあえず薬出しますね

初めてメンタルクリニックに行ったので緊張してました。

こういうのって、色んな話を患者から聞くだろうから、
初診って結構時間がかかるのかなと思ってました。


そして、名前を呼ばれ、診察室へ。


なんと初診の時間は5分〜10分で終わりました。


やりとりを細かくは覚えてませんが、
以下のような感じでした。

自分:「姉が自殺が判明した頃から症状がでました。」
担当医:「眠れないの?」
自分:「はい。」
担当医:「じゃあ、薬出しますね。とりあえず飲んでみてください。」
担当医:「気分が落ち込んでる?」
自分:「はい。」
担当医:「じゃあ、薬出しますね。」
担当医:「ゆっくり休んでくださいね。とりあえず1ヶ月休んで様子見ましょうか。」


とこんな感じでした。

診断書には、
適応障害による抑うつ状態」と書かれてました。


適応障害って何?
抑うつ状態って何?
と思いました。


感じた違和感

あっという間に終わってしまい、違和感を感じましたが、
とりあえず会社に連絡しなくちゃと思いながら帰りました。


家に帰ってからこの違和感が何か気付きました。


自分は薬をもらいたかったのではなく、
色々話を聞いてくれたり、
行き場のない感情を何か吐き出せる場所がほしかったのです。


何度目かの診察にて

何度か診察してもらう中で、


心療内科って眠れているかしか聞かないのか?」


と思うようになり、
自死遺族(この時はまだ自死遺族という言葉を知りませんでした)を専門的にしている人とか
そういう支援をする場所を紹介してもらえないのか」
と質問しました。


すると、一言回答が返ってきたのですが、
その回答にあっけにとられました。


「うーん、知らないね。」


この回答を聞いて、はっきりと分かりました。


「この人は心に関心を持っているのではなく、
薬を出して症状を治すことし考えてないのだな。」
と思うようになりました。


それからはメンタルクリニックには診断書をもらうための場所
としか認識しなくなりました。


むしろ薬をもらいに行った時に薬局の人に、
「失礼で申し訳ありませんが、
眠れない・気分が落ち込んでて辛いですよね?
お辛いでしょうが、何かあれば言ってください。」


とカウンセラーかと思うような発言をされ、
むしろ薬局の人が親身でした。


カウンセリングに行ってみようかと思ったけど

担当医に何も紹介してもらえなかったので、
自分で調べようと思い、カウンセリングを検索してみました。


調べてみると、やっぱり、料金が高い。。。


色々話を聞いてもらったり、
自分の感情の向き合い方とか一緒に考えてもらいたかったけど、
これは無理だと思い、諦めました。


自死遺族、グリーフ、分かち合いというのを知るようになる

そんな感じで休むようになってから検索する中で、

  • 自死遺族
  • グリーフ
  • 分かち合い

という言葉を知るようになりました。


実際に分かち合いに足を運んだのはもっと後のことになります。


分かち合いに参加してみてどうだったかはまた今度書こうと思います。